文字起こし技能テストの結果が来た

先月受験した文字起こし技能テストの結果が、25日に郵送で届きました。
(Twitterなどで結果を報告している方を見ると、本当はもっと早く郵便受けに届いていたようなのですが、私用で不在だったため、確認できたのがこの日でした。)

受験したときの記事はこちら↓
https://ushigaratiger.com/2018/05/21/mojiokoshigginoutesuto/

【2020/7 一部リライトしました。】

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届いた郵便物の内容と結果(個人、全体)

結果

結果は945点(知識編485点、実技編460点)で、無事スペシャリストに認定していただけました。

郵便物の内容

送付状、試験結果証明書、採点結果(自分が送信した解答が掲載されている)、解答と解説、結果の総括データ、スペシャリスト認定のお知らせ

実は、最初に目に入る送付状の内容物一覧のところに「スペシャリスト認定のお知らせ」と書かれているので、結果を見る前に「あ、スペシャリスト認定されたんだ」と分かりました。ドキドキする暇もありませんでした笑。

自分の解答を振り返る

知識編は満点で送信したつもりでしたが
「立ちっ放し」を「立ちっぱなし」と書いてしまったところ(△で5点減点)
「指名推選」を「指名推薦」と書いてしまったところ(地方自治法では「推選」だそうです)で10点減点
合計で15点失点しました。

実技編は段落と行替えがぐだぐだだったので、「不要な文字や記号が入力されていない」と「段落替えのバランスが取れている」のところで各々10点減点(部分点)となりました。これは想定内。

意外だったのは、倒置しているところを直す問題で「合格した年も勉強時間はそれまでと変わっていない」と模範解答のあるところを「勉強時間も、合格した年とそれまでとは変わっていない」と提出したところ、0点になってしまったことです。20点満点ですし、講評で指摘されている「変わってない」とい抜きにならないようにという点はクリアしていますし、話者の意図は変わらず伝わると思うので、せめて部分点は与えられないのかなと……厚かましくも、思ってしまいました。
勉強時間「は」と話しているところを「も」と変えてしまったのが、減点の原因でしょうか。
振り返ると、確かに提出ギリギリまでかなり悩んだところだったので、結果的には実力不足ということで、反省して仕事に生かしていきたいと思います。

全体の結果データを見ての感想

どの程度データを開示していいのかわからないので、かいつまんで記載します。

まず153名申し込んで、受験された方は126名(新聞表記が117名)。
受験料も決して安くはないのに、案外受験を辞退する方がいらっしゃるようです。
試験日のかなり前から受験申し込みができるので、都合が悪くなってしまうということも確かにありえそうですが。

平均点は知識編343点、実技編344点の合計687点
ですが、注目すべきは得点者の分散です。
一番多いのが701~800点で25%、その次が801~900点で10%台後半、次いで901~1000点(スペシャリスト認定)が15%程度です。そして0~300点が10%弱いますので、むしろ実際の点数が平均点付近の方はさほど多くないようです。

ちなみに知識編の最高点が490点、実技編は満点取得者が6名いたとのことです。すごい!
私もお金をもらって仕事をするからには、満点が取れるようになりたいものです。

スペシャリスト認定されるとどうなるか

公式ページに記載があるのでそちらを参照していただきたいのですが、


メーリングリストで正会員企業への紹介をしてもらえたり、
次回以降のテストの受験料やテキスト代が少し安くなったり、
勉強会に招待してもらえたり(これはすでに6月にメルマガ購読者向けに音声入力セミナーの案内が来ていたので、おそらくそのようなイベントかと。ちょうど日程が合わず参加できなかったのです……)
スペシャリストマークなるものがもらえたり
するらしいです。

ちなみにこの記事を書いている6/28現在、郵便物もメールも含めてまだ何も届いていないので、詳細はわかりかねます。すみません。

7/19にメール添付でスペシャリストマークが届きまして、カードもその数日後に郵便で届きました。

(黒い部分の模様はウォーターマークです)

カードは運転免許証みたいに厚くてがっちりした素材です。

データはランサーズのポートフォリオに載せていますが、カードはまだしまい込んだままです。

受験してみての総括的感想

文字起こし技能テストは復習の素材が充実している

まず感じたのは、受験料に見合った(か、それ以上)の、価値のある解答解説やその後のフォローシステムがある試験だなということです。
「○点取れたから終わり」というのではなく、試験を生かして自分の能力を高めるというコンセプトなので、こういった充実したフィードバックがあるんだと思います。模試の価値の半分以上は復習にある、という実感を経験上持っているので、フィードバックの有無はどうしても気になります…。

ちなみに3月に受けたテープ起こし技能検定(アビリティ主催)では、点数や採点内容のフィードバックがなく、合格証書が届いただけだったので、正直「迷ったあそこはどうするのが正解だったんだろう」と悶々とした箇所がありました。
おそらく「クラウドソーシングサイトなどで仕事を取りやすくなるように肩書きを得る」ことをコンセプトとしているようなので、おそらくこれで目的は達成されているのですが。

内省

続いて自分の内面の問題ですが、受験前よりも、自分の記者ハン知識の頼りなさや危うさを強く感じるようになりました。これってすごく大事な感覚だと思っています。できないところをフィードバックを伴って見つけないと、向上しないから。

「向上し続けるということは、至らないところを見つけて改善するという作業を繰り返すこと。『本当の意味でやったこと』しかできるようにならない。できたりできなかったりするときには、知識に穴があるから、謙虚に基本から全て確認し直す。」
そして、私の人生を変えた言葉『絶対にできるようになりますから、今言ったことを守って、何度も繰り返し学習してください』を思い出しました。

某S台予備校の某化学講師が、約15年前に、最初の授業で言っていたことです。なぜだか今回の試験をきっかけに思い出しました。「全然できないな、でもできるようにならないと先がひらけていかないな」という感覚が、浪人時代に似ているのかもしれません。まあ、あの時ほど絶望的ではないか……笑。

あの「絶対にできるようになりますから」という言葉を自分に自分で投げかけて、今後も細く長く精進したいです。おわり。

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