得意分野を生かして、文字起こしの仕事を得るコツ

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今回は「仕事を得るコツ」第二弾として、
クラウドソーシング以外(文字起こし会社と契約する場合)も含めての「仕事を得るコツ」です。

第一弾はこちら→ランサーズの文字起こしで稼ぐための3つのコツ

私事ですが、今年(2018年)の3月に文字起こしの初仕事(ランサーズ)をしてから早9カ月。
その間にクラウドワークスを退会したり
文字起こし会社の登録スタッフに合格したり
ランサーズではリピーターの方の仕事のみを受けるようになったり
と、仕事の状況に様々な変化がありました。
今のところ、手元に仕事のない日は月に1~2日というペースで文字起こし生活をしています。

まだまだ文字起こしワーカーとしてぺ~ぺ~ではありますが、仕事を得るコツが何となくつかめてきた気がするので、この記事にまとめてみたいと思います。

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仕事を得るコツ1 自分の得意ジャンルと形式を自覚する

文字起こしには様々なジャンル・形式の案件があります。
ジャンルでいうと→政治、経済、国際情勢、歴史、金融、教育、不動産、工業、農業、漁業、IT、医療、…など。
形式でいうと→囲み取材、インタビュー、講演会、会議、営業音声、…など。

自分はどれが得意か、やっていて楽しいのはどれか。
逆にこれは苦手だ!!というのはどれか。  ……自覚されていますか?

得意ジャンル →自分の人生経験を振り返って自覚する

まずはジャンルについて、これまでのご自身の人生経験から
この分野の話ならば検索の見当が付きやすい
話の内容を理解できる可能性が高い
というものを特定してみることをおすすめします。

筆者の場合

文系(国語除く)の内容が苦手で、政治・経済・歴史・国際情勢系は引き受けたことがありません。

逆に、大学時代に予備校で長らくアルバイトをしていたのと、大学の専門が医療系だったのと、不動産投資をちょっと勉強しているため、教育系(大学入試、大学運営関連)、医療系、不動産系は得意としています。

思わぬところでは、大学時代に必修科目でちらりと学んだ金属工学の知識が、工業製品関連のインタビューに役立ったこともあります。
この金属工学なんかは、自発的には絶対に得意分野として思い付かないジャンルですが「そう言われてみれば結構知ってるわ!」という感じで、案件を引き受けてから自分でもびっくりしました。

得意ジャンルを自覚するのが第一歩

案外と皆さんにも、自覚していないけれど実は結構詳しいジャンルがあると思いますよ。

何も学術的なものばかりでなくてもいいのです。
ファッション、コスメ、eスポーツ、株式投資、磯釣り、鉄道、グルメ、何でもいいのです。

ただ数をこなしているだけではダメなのですが、一般の人よりも多く言葉を知っている分野という視点で考えてみてはどうでしょう。
それがニッチであればあるほど、ウリにすることができます。
どんなことをしてきたか書き出してみたり、親しい人に聞いてみたりしてはいかがでしょう?

得意形式 →ある程度いろいろな案件を受注して自覚する

形式について

先にも例を挙げましたが、私が今までに経験したものでいうと
1対1のインタビュー、複数人での座談会、講演会、会議、営業音声 に大別されます。
(囲み取材はまだやったことがないです。政治経済系を引き受けるとあるんでしょうかね…)

この中で私が一番好きなのは講演会です。何といっても起こしやすい。ライン入力で録っていただけた音声は、神レベルの聞きやすさです笑。
複数人の発言がかぶって聞こえないこともないですし、発表資料を提供いただける場合が多いので、専門用語もその中に載っていることが多く、不明点をなるべく最小限にして納品できます。

その他の形式 難しさもいろいろ

1対1のインタビュー…声がかぶると聞き取れない場合がある。まあまあやりやすい。

複数人での座談会、インタビュイーorインタビュアーが複数のインタビュー
…声かぶりに加え、同性同年代が多いと、話者特定が難しい場合が多い。
大音量の笑い声が発言をマスクしてくることが多い。
運が悪いと咳払い、貧乏ゆすりの音、携帯のバイブ音にマスクされてしまう。

会議…議長が発言権を割り振ると声かぶりは少ない半面、同性同年代(つまりはおじさん)が多いと話者特定が難しい場合が多い。
10人以上出席している会議の場合、話者の突き合わせ作業に時間がかなり取られる(最初にその人が発言したタイムをメモして基準とし、その後の発言がある都度、基準に戻って突き合わせる)。
資料を読み上げる場合に適当に読み飛ばして省略することが多いため、その場合の記載方法をクライアントと相談する(資料記載の通りに訂正するか、発言そのままでよいか、引用のかぎかっこはつけるかなど)必要がある。

営業音声…バッグや胸ポケットにレコーダーを入れているらしく、ガサガサ音にかなりマスクされる。
営業独特の持ってまわったような言い方が多いので、素起こし・ケバ取りなら問題ないが、整文となるとかなり時間がかかると思われる。

仕事を得るコツ2 得意な仕事を得られる場所へ行く

自分の得意なジャンルと形式を自覚したら、そういう案件が集まっている場所で仕事を求めましょう。

文字起こし会社の特色をつかむのが大切

というのは、文字起こし会社にも毛色があるからです。
多く受注しているジャンルは会社によって異なるはずです。
その会社のホームページを見れば、どのような企業・団体からどのような内容の案件を受注しているかが書いてあることが多いので、まずはそれを見て、自分が得意な案件がありそうかどうかを見極めるといいと思います。

個人的には、議会の速記から派生した会社には、あまり自分の得意な案件がなさそうだなと感じています。
会社の経緯からして行政関係や法律・政治経済系の案件が多いからです。

 

クラウドソーシングサイトでもやることはほぼ同じ

ランサーズ、クラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトで仕事を求める場合も同じです。

得意な分野を前面に出す、得意な分野に応募する

まずは自分のプロフィールに、得意なジャンルを明記→関連記事
プロジェクトに提案する時には、自分の得意なジャンルに応募するのがおすすめです。

プロジェクトの内容にジャンルが書かれていない場合は、クライアントのマイページで業種を確認したり、
以前の案件の評価などを見ると、どんなジャンルの仕事を発注しているか分かる場合があります。
そして「このようなジャンルが得意です、実績があります」ということを提案文の頭に書きましょう

複数話者の書き分けが得意な方(うらやましい…)は、かなりウリにできますので、それも忘れずに書くと良いと思います。

個人的感覚では、文字起こし会社のほうがお堅めの案件が多いです。
ランサーズでは、割とフランクというかジャンキーというか、各種SNSで使われている用語などの知識が必要だったり、10~20代独特の言い回しが出てくる案件が多いです。
…が、そればかりかと思えば、とてもお堅い行政会議のようなものもあったり。玉石混交なのがクラウドソーシング。引き受けるまでどんな案件か分からない場合も多いので、そこを楽しめればいい仕事場だと思います。リピーターがつくと、ジャンルや仕様の相談を含めて前回をたたき台にできるので、とても楽です。

仕事を得るコツ3 絶対にこれは無理!というジャンル以外は引き受けてやってみる

プラスが見当たらないならマイナスをしないことを考えてみる

さっきと言っていることが矛盾していると思われたでしょうか。そうでもありません笑。

得意なジャンルなんて分からない!という方もいらっしゃるでしょう。

そういう方は消去法です。絶対に引き受けたくないジャンルを決めておけば良いのです。

最初から可能性を決めつけて狭めず、できるだけストライクゾーンは広めに取っておくのがいいと思います。
仕事を実際に引き受けて締め切りに追われて経験を積む中で
知っている用語が増えていったり
検索のコツが分かったり
する場合も往々にしてありますよ。

私の場合はIT系が仕事で経験を積んで詳しくなったジャンルです。
最初は『UI・UX』という言葉が初耳の状態で引き受けましたが、最近では少し知識も増え、IT系案件も経験豊富ジャンルに(一応は…)仲間入りしました。

いい意味で好奇心旺盛であることが、文字起こしの仕事を長く楽しく続けられるコツのような気がします。

まとめ

・得意なジャンルと形式を自覚する
・得意なジャンルが分からなかったら、消去法で引き受けたくないジャンルを自覚する
・得意そうな案件がある場所を探して、そこに仕事を求めに行く
・絶対に無理!というのでなければ、好奇心を糧にして知らないジャンルにも取り組んでみる

おわり。

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