突然ですが、水洗トイレが詰まって直した経験はありますか。
私の初体験のトイレ詰まりが、今住んでいる賃貸の部屋でした。
実家などで詰まったことがなく、誰かが直しているのも見たことがなかったため、ネットでいろいろ試して自己解決しました。
その方法をここに書き記します。使ったのは、すべて100均でそろうものばかりです。最初から業者を呼ぶより格安です。
誰かのお役に立ちますように。
※背景を述べますと、今回はトイレットペーパーのみを流しただけで詰まった場合でした。明らかに異物を流した場合には適用できない可能性があります。また他の部屋からの異物で詰まった場合にも適用できないかもしれません。最初の1手として試す価値はある方法かと思いますが、何とぞ自己責任でお試しください。
0.まず前提として
多くの水洗トイレは、まったく流れない状態で2回ぐらい流してもあふれないぐらいのキャパで設計されているそうです。
ですから、慌てて何度もレバーを動かさない。
2回程度ならあふれてはこないので慌てない
(多くの場合、詰まったもののすきまからごくわずかずつ流れていくはずなので、増える傾向にはならない)。
冷静にこれを認識することが大切です。
以下に紹介する情報は、水がたまっているところに手を突っ込む方法なので、ある程度水かさが減ってから(手を入れてもあふれないぐらいになってから)行うことを想定しています。
1. 家の中にあるものや100均でそろえるべきもの4つ
・ペットボトル
お茶などの六角形のものよりは、炭酸飲料の円形のものがいいです。
ラバーカップ(よくトイレ詰まりで使うしゅこしゅこするもの)の代わりに、排水管内に陰圧をかけるのに使います。
500mlのものであれば半分ぐらいの高さで切って、350mlの小さいものであれば底を切って、飲み口側を使います。
なぜラバーカップを買わないかというと、通常売られている丸いラバーカップは和式便器用が多いらしく、また洋式便器は形状がメーカーごとにいろいろで、ぴったりと水たまり部分にはまるものが入手できないことが多いからです。実際にうちも100均にあったラバーカップを試しましたが(20年もののINAXの洋式便器)形が合いませんでした。
・使い捨て手袋
できれば医療現場などで使うようなラバーがいいと思いますが、ポリ手袋の薄いものでも何重かに重ねれば大丈夫です(経験談)。枚数はふんだんに。私は作業の休憩の度に取り替えたので、20枚ぐらい使ったと思います。たくさん使い捨ててももったいなくないものをおすすめします。
・45リットル以上の大きいゴミ袋
手袋はたいてい手首辺りまでしかありませんので、肘上までトイレの水に手を突っ込めるように、腕のカバーとして使います。角に穴をあけて、手をその穴から出し、そこに手袋を重ねてはきます(標準語では「はめます」ですが、やはりどうしても私にとっては手袋は「はく」ものです)。
また、トイレの水で汚染されて捨てたいものをまとめておくのにも使えます(私は2重に重ねてスタンバイしました)。
・輪ゴム
手袋をはいた上から、手首をしっかり止めるのにつかいます。これも手袋交換の度に捨てたいので、ふんだんに準備しておきます。うっかり切れてしまうことも考えて、2~3本ずつしっかり使うのがおすすめです。
2.作業に取り掛かります
念のため汚れてもいい服装に着替えます。ゴミ袋に穴を空けてかぶり、簡易防護服にしてもいいかもしれません。
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ゴミ袋の角に穴をあけ、利き手を指先~手首まで穴から出して、手袋をはきます。手首を輪ゴムで止めます。
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便器の前に膝をつき、切っておいたペットボトルの飲み口を上にして、水がたまっているところ(通常時に水がたまる、少し狭くなっているところ)に差し込みます。
差し込んだ状態でペットボトルの飲み口に親指を入れ、飲み口をふさいだままペットボトルごと引き抜きます。
(←これで詰まっている部分に陰圧がかかり、ラバーカップのしゅこしゅこと同じ作用となる)
この作業を、水が自然にはけていくようになるまで繰り返します。
ちょっと流れが良くなったかな?と思うタイミングで、レバーを動かして流れ具合を確認しながら進めました。
うちの場合はなかなかしぶとく、小休憩しながら1時間ぐらい繰り返しました。肉体的にも精神的にも疲れます。。
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作業を繰り返すうちに、水が明らかに減っていくようになれば、再度確認のためにレバーを動かして水を流してみて、通常に戻っていればOKです。
ゴミ袋に全てをまとめて処理して、おしまいです。
まとめ
・慌てて何度もレバーを動かさない。
・炭酸のペットボトル、使い捨て手袋、大きいゴミ袋、輪ゴムがあれば、詰まりが解消できるかもしれない。
おわり。