文字起こしの仕事のつらいところ

これまで、文字起こしの仕事の楽しさ、やりがいという部分についての記事を何本か書きました。
でも時々「これは文字起こしならではの大変さだなあ…」と感じる場面もあります。
仕事としてやってみたから分かる「ならでは」の大変な部分を、独りよがりに書いてみたいと思います。

(人によっては当てはまらない部分もあると思いますので、そこをご承知の上でご笑覧ください)

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「ならでは」その1 作業用BGMをかけられない

文字起こしの最たるデメリットはこれではないでしょうか。
いや、もしかすると余計な音があると集中できないタイプの方にはデメリットでも何でもないかもしれませんが…。

私は雑音があるところのほうが集中できるタイプ(学生時代も、家族がいてテレビが付いている居間で勉強していた)なので、時々このストレスを感じます。

「ならでは」その2 締め切りを守れるのは自分だけ

文字起こしの仕事において、音源ファイルと作業指示をもらった後の律速段階は自分です。

至極当たり前のことなのですが、そうなのです(笑)。
料理で煮物や漬物を作るときのように、放置しておけば時間が状態を変えてくれるということは絶対にない
自分が手を動かさなければ、この仕事は終わらない。

まあ、裏を返せば「自分がやりさえすれば終わる、誰かのせいで遅れることはない」というメリットにもなるのですが…

時々雑音だらけで1箇所を3回も聴き直してようやく文らしきものが書き起こせるような案件が来たとき(しかもそういうのに限って100分越えだったりする)、絶望感にさいなまれて「自分が手を動かさなければ、この仕事は終わらないんだ…」というネガティブな思考に陥ることがあるのです。

「ならでは」その3 場所を変えて気分転換!ができない

その1にも通じる部分で、雑音や他人の動きがあるところのほうが集中できる私のようなタイプの場合、喫茶店にでも行って、道路を行き交う人々を横目に…としたくなりますが、それができないのです。

ノートPCで作業できればいいのですが、私の場合PDFやパワーポイントの資料が盛りだくさんの案件が多く、デスクトップPCのデュアルディスプレイ(24インチ2画面)にウインドウを開きまくって作業しているので、これと同じ作業環境をノートPCで再現できず…。

時々、模試校正の案件(紙に赤ペンで書き込むのでPCはいらない)があるときには喫茶店に行きますが、やっぱり作業が捗りますし、外に出ると気分転換になりますし、喫茶店でノマドワークは楽しいなあ~と思います。

番外:肩が凝る、足がむくむ、目が疲れる

これはどんな仕事にもつきものだと思いますが、文字起こしでも逃れられない部分です。

ライン入力のような音質のいい案件で、しかもケバもほとんどないプレゼンなどの音源の時…
「30分で音源15分ぶんも起こせた!最速記録かも!」みたいになって調子よく進みますが、気が付けば背中と肩と首がバキバキに凝っている。早く起こせた割に疲労の蓄積が多く、休憩時間を取らざるを得なくなり、結局トータル作業時間は変わらない…みたいなことがあります。
ちゃんと途中で休憩を取って、自己管理しろって話ですけれども。

むくみに関してはフライトソックスをはくことで(こちらの記事参照)、また目に関してはブルーライトカットメガネと画面のブルーライトカットの併用で、かなり楽になりました。とはいえ、やっぱり疲れゼロとはならないですね…。

でもやっぱり楽しいのでやめられません

どんな仕事にもつらい部分というのはあると思うので、つらい部分に耐えられるorそれを打ち消す楽しさがある仕事を続けたらいいんじゃないのか?という考えのもと、今日も文字起こしをしています。おわり。

error: コピーお断り、ごめんなさい