文字起こしブログの検索キーワードにお返事してみる記事

google search consoleを使うと、どんなキーワードでこのブログにたどり着いていただいているかを見られるのですが、当初予想していなかったキーワードが結構多く、思わぬ需要を教えていただいているようで面白く拝見しています。

そこで今回は、検索キーワードから需要を推測して、それに対して意見を述べてみようと思います。
あくまで一個人の意見として、考察のヒントになる部分があれば幸いです。

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文字起こし会社のトライアルに関する検索がダントツです

会社名は伏せ字にしているのですが、結局googleさんの力で暴かれている気がします💦

そもそもこれは、私が自分でトライアルを受けるときにネット上に情報がなさすぎたので、自分が経験したらぜひ記事にしたいと思っていた内容です。というわけで、現状である程度は皆さまのお役に立てているようで、ブログ運営冥利に尽きます。閲覧いただきましてありがとうございます。

ただ、この次の退会方法にも共通することですが、すでに2年ぐらい前の内容になってしまっているので、今とは異なる部分があるのかもしれません。
とはいえ、記事のために再度トライアルを受けようという気にはなりませんで…。
古い内容のままですが、そのまま記事を置いてあります。

テープ起こし会社のトライアルに落ちたり受かったりした話
文字起こし会社に在宅スタッフとして登録したい方は必読!実際に3社の採用試験を受けた文字起こしワーカーが、募集の実際と体験談をまとめました

2番目に多いのが、クラウドワークス・ランサーズの退会方法について

退会方法は各々のサイトにあまり詳しく書かれていない(そしてなんとも分かりにくい!)からか、需要があるんだな~と思います。
ただ、1番目のトライアルの話題と重複しますが、私が退会したのはかなり前なので、もう退会画面の構成が変わってしまっているかも。

退会前に受注データをダウンロードしておく
売上は全て払い出しておく

というあたりは変わらないかと思いますので、その辺についてはご参考になればと思い、そのまま記事を置いてあります。

登録後半年でクラウドワークスを退会することにした理由 ※ランサーズ退会記事も有
ランサーズを退会したい!退会方法と、退会前に必ずやることリスト

文字起こし会社に登録したけれど仕事が来ない、というお悩み

「仕事 来ない」という類いの検索ワードが幾つかありました。
文字起こし会社 or クラウドソーシングに登録したけれど仕事が来ない、ということかと思われます。

原因として考えられること① 募集される仕事の内容と得意な分野が合っていない

特にクラウドソーシングの場合、経験や専門知識のない分野ではなかなか選ばれるのが難しいかもしれません。
誰にでも書き起こせそうな分野(※)であれば、なおさらでしょう。

(※誰にでも書き起こせそうな分野というのは、例えば「20代OLの雑談」のような、特に何の話題ということもない漠然とした内容です。こういうものは「誰にでもできます」というふれこみで募集されることが多い気がします。とはいえ、知らない言葉、聞き取れない言葉が1つもないということはほぼないと思います…。世にいう「専門性」は求められないけれど、実は「専門用語」と呼べるような、ある限られたコミュニティの中で使われる言葉が出てくることで難しく感じられるのが、こういう類いの仕事だと思っています。)

同じ立場の他のワーカーより得意な、自分の売りになる専門知識、専門用語に詳しい分野は何でしょうか。
それが生かせる仕事は、どこで待っていれば来るでしょうか。

これをよく見極めるべきです。
文字起こし会社ならば、過去にどういうクライアントからどういう内容で受注したか、公開しているところも多いようですし。

あるいは待ってばかりいるのではなく、営業をかけることも必要なのかもしれません。
その理由は、
・その仕事を依頼しうる人たちが、文字起こしを外注するという考えすら持っていない可能性もあるから
・文字起こし会社ならばコーディネーターさんがワーカーの得意分野を認識していない可能性があるから
です。
人を雇っていない個人事業主とはいえ、経営方針を決める立場には変わりないわけです。他の人はそんなに積極的なのかな…などと、様子をうかがって足並みをそろえる必要はありません。
ご自身の判断で積極的に仕事を求めに行くべきです。

原因として考えられること② 2軍メンバーになってしまっている

これは文字起こし会社で特に起こりがちかもしれません。
以前、翻訳業界の事情も参考にしようという記事を書きましたが、翻訳業界では、翻訳会社に採用されてから1軍の翻訳者になるところで、また一競争あるといわれています。

文字起こしの情報収集→翻訳業界も覗いてみよう
文字起こしのトライアル、仕事の現実、勉強方法など、情報が少ない!そんなときはもっと情報が多い翻訳業界の事情が参考になるかも? 実際に翻訳業界を参考に情報収集している文字起こしワーカーが、参考になりそうな部分をまとめました

推測の域を出ませんが、おそらく文字起こし会社でも構造的に同じことが起きているでしょう。

つまり野球と同じで、1軍に入れなければいつまでも控え選手のまま。1軍にけが人や欠員が出たときに、ようやく声が掛かるポジション。
しかし、いちいち「あなたは2軍に所属しています」などと教えてはもらえないので、なぜかさっぱり仕事が来ないぞ…と悶々とする方が多いようです。

結局は監督のお眼鏡にかなわなければ、試合には出られません。
では、監督(文字起こし会社ではコーディネーター)に起用してもらうにはどうしたらいいのか。

・連絡されたことには全て目を通し、きちんと読んだ、理解したことを返信時に伝える
・不明点は後回しにせず、すぐに確認する
・とはいえ、何でもかんでもすぐに聞くのではなく、もらった情報を全て読む or 聞かずとも判断できる材料はないかどうか、よく確認する
・当たり前のことを当たり前にする(締め切りは落とさない、提出物は必ず期限前に出すなど)
・納品物の品質を高める工夫をする
(wordの校正機能や単語登録を使いこなす。特に初めのうちは、仕事時間外にもある程度スキルアップの時間を作った方がいい気がします)

・相手の求めていることを察する(←加減が難しいところですが、結構大事)
・納品物のフィードバックをお願いできる場合は必ず利用させていただく
(そして至らなかった点を認識する→納品物の質が向上する)

長々列挙しましたが、結局のところ「この人に任せておけば大丈夫そうだな」という信頼関係を作ることが、仕事を得る(ほぼ唯一と言っていい)方法だと思います。

原因として考えられること③ やり取りの文面から感じられる知性や人となりが不安を与えている

②ともかなりかぶる話ですが。

ネット上で受注して納品する場合、どうしても意思疎通はメールやチャットなど文面でやることが多いと思います。
ということは、クライアントさんとワーカーは、文章で人となりを推測せざるを得ない関係であるわけです。

SEやデザインなどと異なり、文字起こしは言葉を扱うのが仕事なので、ある程度の知性や聡明さが感じられる文が書けているかどうかはかなり重要だと思っています。
それは決して難しい四字熟語を使うとか、変にインテリぶるとかということではなく、
意図がすぐにくみ取れて分かりやすく、誤解が起こりづらく、簡潔で、敬語が正しく使えている文章が、素早く書けるかどうかというところではないでしょうか。

連絡の文面が多少おかしくても、納品物がきちんとしていればそれでいいじゃないか、という意見もあるでしょう。
でも納品物が同じくらいきちんとしている人で、メールの文面からも頼りがいが感じられる人がいたら、たぶんそちらに仕事を頼む人が多いでしょう。

結局のところ、仕事が来るかどうかは同じ立場のワーカーの中での相対評価なのだ、というところをお忘れなく。
表向きは請負契約ではありますが、突き詰めれば感情を持った人と人とのお付き合いです。
能力が拮抗していたら、感じのいい人(←非常に漠然とした定義ですが、本能的に好感を持つというような意味で)に頼みたくなるのは自然の摂理ではないでしょうか。

文字起こしソフトについてお調べの方も多いようです(Express Scribeやおこしやす2、テープ起こしプレイヤーなど)

筆者が使っている文字起こしソフトはExpress Scribeです。
それにオリンパスRS27Hというフットスイッチを組み合わせて、再生・巻き戻し・早送りは全て足で操作しています。

しかし…基本的機能しか使っておらず、現状Express Scribeを100%使いこなしているとは全くもって言えませんで、あえてブログ記事にするような裏技!のようなものは知りませんし、あまり詳しい情報を提供できていないのが正直なところです。

ただ確実に言えることとして、約2年間上記の組み合わせで作業して何ら困ったことは起きませんでした。
そのため、初期投資にある程度お金をかけられる方は、ぜひ最初からExpress ScribeにRS27Hの組み合わせで作業なさることをおすすめしておきたいと思います。
(Express Scribeは結構な頻度で割引セールをするので、ぜひその時を狙って入手してください。過去に記憶があるのはハロウィンやサイバーマンデー、12月のホリデーセールなど。どうもアメリカのイベントに合わせて割引が行われるようです。)

文字起こしの仕事道具:最低限の5つ+あると便利な4つ+ベースの2つ
文字起こしの仕事道具とは?最低限何をそろえたらいい?文字起こしを本業でやっているワーカーが、文字起こしソフト(ExpressScribe)をはじめ、実際に使ってみたおすすめの道具まとめ、第1弾です

おわり。

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