文字起こし技能テスト 初回受験でスペシャリスト取得者の実戦的試験対策

昨日(2018年5月20日)日曜日、朝10時半から文字起こし技能テスト(文字起こし技能テスト事務局主催)を受験しました。初受験です。

これから文字起こし技能テストを受けられる方に向けて、自分が受ける前に知りたかった!と思う情報(受験体験記のような感じで)を書いてみたいと思います。

※受験方式は新聞表記と速記表記から選べますが、私は新聞表記で受験しました。一般的に、音声から文字を起こしている方は新聞表記で受験されるようです。
(→6月28日に無事スペシャリストに認定されました。その時の記事はこちら

※2020/05/25 文字起こし活用推進協議会メルマガ(スペシャリスト限定)の情報を追加しました。

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文字起こし技能テストとは

公式ページを見ていただくのが手っ取り早いので、まずはこちらを。

受験料は5,400円(税込)。
1000点満点で、知識編500点、実技編500点で構成。
各々試験時間は30分。
知識編→音声を聞いて、問題文を見て穴埋めしたり訂正したり
実技編→5分前後の音声を仕様書に従って起こす
試験の流れ
・公式サイトから問題のファイルをダウンロード(前日までに)
・試験準備時間に配布されるパスワードで解凍
・時間内に解答送信フォームに解答をコピペして送信する
(解くときはwordなどに適宜保存しながら書き留める)
・解答を受信しましたというメールが届く(知識編、実技編各々に、計2回)
仕事をするときと同じ環境で受けられるので、記者ハンドブックやインターネット検索はOK。
他の人に聞いたりするのはダメです。

スペシャリスト認定を目指すといいかも

901点以上取ると、スペシャリストに認定されてお仕事を紹介してもらえるというのが魅力です。
私の受験の動機はこれでした。
(→6/28に無事スペシャリストに認定されました。その時の記事はこちら

受けてみたところの実際は

行った対策

この2冊を購入して対策しました。
今リンク貼って気付きましたが、公式テキスト改訂されたんですね! 私が持っているのは古い版です。

買った割にあまり使い込むことなく本番が来てしまい、
知識編はテキストの練習問題と、問題集で模試1回分解いただけ。
実技編に至っては3回分ぐらいしか解けませんでした。

感想

知識編

高校までの国語のテストとさほど変わらない印象。国語の成績がよかった方なら問題ないと思います。

「間違って読まれているのはどの部分でしょう」という問題に始まり
穴埋め形式や
「ケバ取りしたらどうなりますか」「倒置を直したらどうなりますか」など書き換え系も出題されました。

最後の方に、テープ起こしの仕事をするときの知識が問われる問題(ファイル授受のマナーなど)が出ますが、もし知らなくても、ネットなどで調べればほとんど解決します。

実技編

試験だけあって音声は明瞭です。
個人的な感想として、問題集の音声によく出てくる苦手な口調の人(やたらわざとらしい演技っぽい口調)ではなかったので安心しました笑。

実技編で失敗した点 その1
→慎重になりすぎて時間がぎりぎり
ひとつひとつの言葉の表記を慎重に確かめすぎました。
 
実技編で失敗した点 その2
→送信フォームにコピペしたら体裁が変わっていた
wordに書き起こしたものを送信フォームにコピペしたら、仕様にあった「各段落の冒頭は一字下げ」がすべて消えているではないですか!
焦りました。
自動挿入の一字下げは消えると事前にテキストで読んでいたのですが、手打ちでも消えていました。慌てて空白を入れはじめましたが、迫るタイムリミットに焦り、採点されないよりはマシだと思って不完全な一字下げで提出してしまいました。これは不覚…。
段落の数も指定(8~9個程度、など)されているので、最後に段落の数を数えて確認する時間も必要です。
とにかく、時間にもっと余裕を持って解答しろということですよね……最後の最後に悔しい思いをしてしまい、反省しきりです。

疑問に感じた点

パスワードが公表されてから試験開始時間まで10分あるんですが、その気になればここでフライングして解答を始めてしまえるというところ。個々人の良心が問われます。
私は試験開始時間まで待ちましたが、特に実技編については結果的に時間がぎりぎりだったので、フライングした人がいたら不公平だなと思ってしまいました。
大学入試のように、競争して順位で切られる試験ではないですが。何となく悶々。

この試験の難しいところ

時間がタイト

これは個人的な問題かもしれませんが、特に実技編は時間がかなりタイトに感じました。
普段の仕事で5分の音声なら(フットスイッチ使ってますが)20分あれば一通り起こせるのですが、
表記の間違いがないかどうか慎重に調べすぎました。
結局時間ギリギリに提出することに(それに加えて一字下げが消えるという事態が!)なってしまったわけです。

模試を解くときからきちんと時間を計って、慎重になりすぎずいい加減にならない適度なペース配分をよく研究しておくべきだと感じました。

記者ハンドブックに準拠していなければならない

もうこれに尽きます。とにかくこれが難しい
自分が普段目にしている表記とあまりに違って、時に理不尽ささえ感じております。

※蛇足※
文字起こしの仕事を本格的に始めてから、文字起こし作業の半分は校正なのだと改めて再認識。
タイピングが早いとか、耳がいいとか、それももちろんあるに越したことのない能力ですが……
納品物の質を決めるのはやっぱり校正。
仕様に定められた表記に準拠しているかを、見落とさずに正確に検証できるかどうか、なのです。

「記者ハンドブックに準拠して書き起こしできる」を条件にしているテープ起こし会社はたくさんありますから、現代の日本で商品としての書き起こしを提供するには、これに準拠できることがマストなのでしょう。

もしあまり詳しい仕様を提示してこないクライアントさんの場合にも、「記者ハンドブックに基づいております」と書けば、ある程度市民権を得ている根拠というか、ルールに従って作った品質であることも示せます。
(クライアントさんがそれで納得するかは別にして)

いくつか具体的な例を記載します。

漢字or平仮名 漢数字orアラビア数字

形式名詞とか補助動詞と呼ばれるものは平仮名で書く。これはご存じの方も多いと思います。
「座って居る」ではなく「座っている」
「いざという時」ではなく「いざというとき」(とき=場合の置き換えができれば平仮名)など。

副詞も平仮名表記とされています。「概ね」は「おおむね」、「奇しくも」は「くしくも」です。

擬音語は片仮名、擬態語は平仮名とされています。「ガシャガシャ」「きょろきょろ」など。

漢数字とアラビア数字に関しては、例えば「一番いい」は「1番いい」とはしません。「2番いい」「5番いい」と違う数字に置き換えて言わないような、慣用句的な言い方は漢数字だそうで。

漢字の使い分け:「活かして」は「生かして」 

「私の能力をいかして」の「いかして」は、「活用する」という意味だから「活かして」と書きたくなりませんか?
これは記者ハンドブックでは「生かして」と書くよう示されています(P.143)。「活」という感じに「い-かす」という読みがないからだそうです(漢字表にない音訓)。

強敵「経済関係複合語の送り仮名」

記者ハン第13版だと102ページからの見開きにあるルールなのですが、これがまた複雑です。

例えば「うけつけけんすう」「もうしこみうけつけ」と書くとき、どう書きますか?

正解は「受付件数」「申し込み受け付け」だそうです。

要はこの送り仮名を付けるか付けないかという決まりごとなのです。
大きく言うと、単独で使う場合には送り仮名をつける複合語になるときにはつけない

ただし複合語になるときの相手の単語いかんで、送り仮名が必要な場合もある…という。これは正直、ひとつひとつ確認するしかないような気がしています。

個人的に試験直前まで間違っていた「幾ら」と「いくら」

「副詞は基本的に平仮名書き」というルールがありまして、例えば「いくら大きくても」の「いくら」は大きいという形容詞を修飾しているので副詞、つまり平仮名書きでいいわけです。

(蛇足:この「わけ」も曲者なんですよね。「理由」に置き換えられるかどうかで判断してますが…)

しかし、「これ、いくらですか」の「いくら」は副詞ではなく名詞なので「幾ら」と書かねばならないのです。
個人的にはこれ、慣れません。

四字熟語がやたら出てくる(そして表外字にはふりがなが要る)

例えば公式テキストの練習問題に出てくる「苦心惨憺」。
これも「苦心惨憺(さんたん)」とかっこ書きで読み仮名を添えないと不正解になります。
「惨憺」が記者ハンの漢字表(P.12~)に含まれていないからだそうで。

そもそも基本的に、この漢字表に含まれる字と定義された読み方のみを使うそうです。

個人的なことをいうと…
話し言葉で四字熟語を使う人って相手に伝わるかどうかは二の次で、四字熟語を使える自分に酔ってる人が少なからずいるような気がして、あまりいい気がしていません。
でも実際に仕事をしてみると、年配の会社経営者の方は四字熟語大好き傾向があります。
記者ハンでも「惨憺」は「悲惨」「惨め」などに置き換えるように言われてますし(文字起こしではこの置き換えはしません)。「心を砕いて工夫を凝らす」とでも言っておいた方が伝わると思うんですけどねえ。音源に存在する以上、仕方ないですね。

昭和の残り香が感じられる不思議なカタカナ表記

フィギュアスケートのジャンプの名前、テレビ中継などで目にすることも多いと思います。「サルコウ」「トウループ」っていう表記、見慣れている気がしませんか。

フィギュアスケート連盟は「サルコウ」「トウループ」と書いているのですが、なんと記者ハンの「運動用語仮名表記」によると「サルコー」「トーループ」なのです!

うーん??? どうも見慣れないんですが。。

他にも、「エッセイスト」と表記するが「エッセイ」ではなく「エッセー」とする
「メイド」(メイドカフェなど)と表記するが、「オーダーメイド」ではなく「オーダーメード」
JR東日本の売店は「キオスク」、JR東日本以外のJR売店は「キヨスク」
「ドライブウェイ」「ドライブウェー」ではなく「ドライブウエー」

などなど。きりがありません。でも試験では正しく書かなければいけない。

制限時間内で正しい表記を本から探す? 穴が開くほど読み込んで全て覚える? それ以外に、ちょっと楽できるいい方法があるんです。

テストに役立ちそうな道具とコツ

記者ハンドブック第13版 for ATOK

相当お世話になりました。個人的にこれなしの受験は考えられません。
というか、仕事を始めてからもこれなしの作業は考えられません!!

何が便利なのか

変換候補に、記者ハンではどう書かれているかというのが逐一表示されるんです。

例えばさっきの「ドライブウエー」ですが、「ドライブウェー」と打ち込むと「ドライブウェー《記:表記揺れ》」と表示され、その下に「→ドライブウエー」と置換候補も表示されます。すばらしい。

ちなみにタブで予測変換した場合にはこの機能は使えないので要注意です。必ずスペースキーで変換することを心がければ大丈夫です。

注意!! 記者ハンの全てのページの情報が収録されているわけではないようです。
例えば「サルコウ」と変換しても「→サルコー」は表示されません。
「運動用語仮名表記」のページは対象外?? なぜでしょう。
試験本番では、カタカナ表記の言葉に限って紙版で確認するほうが確実かもしれません。

結局のところ

・紙版を手元に置いてある程度頭に入れる
・ATOK版で置換候補が出なかった言葉で心配なものは紙版を引く
ということになりそうです。でも全ての言葉を紙版で調べるより、相当手間が省けてミスも減ります。

ATOKをお使いの方ならば、マストハブと言っても過言ではないソフトでしょう。

公式テキストを使い倒す

幸いなことに文字起こし技能テストは、関連テキストにたくさんの練習問題が収録されています。

基本は公式テキスト

文字起こし技能テスト 公式テキスト 改訂版

です。テストのために1冊、と言ったらこれだと思います。
ケバ取りがどんなものであるか
ケバ取りや整文の処理例
約物の使い方の実例など、基本的なことのほか
テストの解答のポイントが詳細に書いてあるので、試験のイメージが沸いてコツがつかみやすいと思います。

公式テキストで言及されているところから記者ハンを読めば効率が良い

そして記者ハンに目を通すときにも、ただ最初から読んでいくと飽きてしまいがちだと思うのですが、
このテキストに「表記のテキストで確認しましょう」と書かれている部分から読み進めると、要領よく飽きずに記者ハンを読破できる気がします。

記者ハンは新聞記事を作る人のための本なので、実際のところ文字起こしにあまり関係のない部分も載っています。そういうところに深入りしないためにも、このテキストは役立ちます。

私は、このテキストの巻末「特に間違いやすい表記」を横目に見ながら今回のテストを受験しました。
たぶん試験対策に関係なく、これからも傍らに置いて使い続けるでしょう。

もっと過去問を解きたい、やる気のある方は

もっと過去問を解きたい方は、何冊か過去問集がでているのでそちらを活用されるとよろしいかと思います。
(試験名が昔は『音声起こし』技能テストだったようです。)

Kindle版 文字起こし技能テスト 公式問題集

音声起こし技能テスト 過去問題集1

音声起こし技能テスト 公式問題集

試験には直接関係ないが、仕事をするときには必ず役立つ


国語好きを活かして在宅ワーク・副業を始める 文字起こし&テープ起こし即戦力ドリル


独学で身につく 文字起こしスキルアップ問題集

こちらもテスト事務局のエフスタイルという会社の方(廿(にじゅう) 里美さん)が書かれた本で、公式テキストとかぶる部分もありますが、より仕事をする上で実践的な知識(仕事をどうやって探すか、聴き取りづらい音声に対する対処など)の記載があります。これも仕事のイメージを確立する一助におすすめです。

okosoサイト、文字起こし技能テストメルマガは必読

そして個人的にはokosoというエフスタイルさんのホームページが楽しみで、仕事の合間に見ています。
音声の録音のコツや、リスピークソフトの会社の人へのインタビュー、速いタイピングのための工夫、そしてもちろん文字起こし技能テストの話も出てくるので、文字起こしの仕事に興味がある・携わっている方は、ぜひ読むことをおすすめします。

文字起こし技能テストメルマガ登録ページはこちら
試験の講評や、採点側からの感想など。受験していない回について読んでも、はっとさせられることがたくさん書いてあります。
私も購読していますが、たま~にスペシャリスト限定人材募集情報が届きますよ。(もちろん、採用後の仕事いかんで、仕事をたくさん振ってもらえるかは決まるわけですが…)

実戦的試験対策――もう一度受験するならこの工夫をしたい【2018/11/18追記】

私が受験した試験(2018年5月)から早半年。次の第7回の試験が11/20に行われるそうで、このブログも多くの方に訪問いただいております。
もし、もう一度自分で受けるとしたらこんな工夫をしたい!というTipsをいくつか書き足してみますので、よろしければご参考になさってください。

〓(ゲタ記号)と●(まる)を単語登録しておく

おそらく、表記の確定できない言葉(地名など)は 〓シンジュク〓 のように
ゲタ記号(〓)で挟んで片仮名書き、という仕様になる場合が多いと思われます。
このゲタ記号はすぐに変換して出せるように単語登録しておいたほうがいいす!
(ATOKではCtrl+F7で単語登録できます)

そして、聞き取れない単語は●として、直後にタイムコードをかっこ書き
という仕様になる場合が多いと思われます。
試験なので本来は●(黒丸)を使う場面はないはずなのですが、もし聞き取れない箇所があった場合に、その指示以外の記載方法で表記して提出すると減点対象になってしまいます。
この黒丸記号も、すぐに変換して出せるように単語登録しておいたほうがいいです!

※あくまで私が受験したときの仕様なので、本番では試験問題に書かれている仕様をしっかり確認してください。

実践編はwordで下書きし、校正機能(くだけた表現チェック)を使う

実践編をいきなり提出フォームに打ち込む方はあまりいないと思いますが、
下書きは何のソフトをお使いでしょうか?

個人的に、テキストエディタよりはwordのほうがいいと思います。
校正機能があるからです!!

おそらく、少しお堅い内容の(まじめなスピーチなど)が出題されるのではと思いますが、
この場合「い抜き・ら抜き・さ入れは修正」という仕様が提示されることが多いです。

wordではこれを指摘してくれる機能があるんです。ありがたい。

設定方法:
1. 何か文書を開いた状態でファイル→一番左下のオプション クリック
2. 文章校正 クリック
3. wordのスペルチェックと文章校正 内 自動文書校正にチェック
4. 文書のスタイル:右横の 設定 をクリック
5. 表記の推敲 くだけた表現、表記の揺れの全て、表記の基準 漢字レベル 常用漢字外の読み・送り仮名の誤りにチェック
これでおそらく「い抜き・ら抜き・さ入れ」は指摘されることと思われます。
ただ、仕事で使っているとなぜだか見落とされることがあるので(私の知識不足かもしれません)
最後は自分で一通り口を動かして読み上げて(声は出さずに)チェックするのが一番確実かと思います。

段落一字下げは■を挿入しておく

これはフォームにコピペしたら一字下げが消えていた!の対策です。
たぶんもう一度受験するなら、私は必ずこれをやります。

段落数を決められた範囲内の数(仕様で指定される)にしなければならないので、段落数を素早く数えられるかどうかは結構重要な要素です!
■を挿入して、コピペしてから1つずつ消して全角スペースを入れていけばいいと思います。

ちなみに■以外の記号でもいいと思いますが、◇や#など線だけで構成されている記号よりは、
■や★など黒塗りの記号のほうが、ぱっと目について見落としづらくなるかと思います。

これもできれば単語登録してすぐに出せるようにしておいたほうがいいですね。
(ATOKではCtrl+F7で単語登録画面が開きます)

カタカナの言葉は紙版の記者ハンドブックで確認する

上にも書きましたが、カタカナの単語はどうもATOK版記者ハンで網羅しきれていないようです。

おそらく大した個数にはならないので、カタカナの言葉が出てきたら(知識編、実践編含め)
紙版記者ハン巻末から始まる外来語・片仮名語用例&用例集のページで確認したほうがいいです。

個人的にいつも気にしているのは
用例の3.  (2) (6) (9) (14) (18) (19)あたりです。
特に(14)「慣用が固定している語」と「原音に近く書き表す場合」の区別が自分ではつかないのと
(18)(19)の中点「・」の有無が分からなくなりがちなので、
いつもここに立ち戻るようにしています。

ATOK版では用例集に載っている語しか注釈が出ないかもしれないので、用例集で見つからない語もこの用例に立ち戻れば解決できるはずです。

記者ハンや公式テキストでよく見るページには見出しをつけておく

もうすでにされている方が多いと思いますが、念のため。

私の場合、公式テキストは
「不用語の処理例」「変化した音を修正する例」「発言を整える例」「約物の使い方の実例」に付箋を付けて、「特に間違いやすい表記」のページを開いてスタンバイしました。

記者ハンは
上記の外来語・片仮名語用例のページ、同用例集のページ
経済関係複合語の送り仮名(102ページ)
に付箋を付けました。
(今はもっとたくさん見出しシールをつけていますが、試験の時はこのぐらいだったと思います)

実戦的試験対策まとめ

・よく使う記号は単語登録
wordの校正機能を活用する
・段落一字下げ部分にはスペースの代わりに消えない記号を挿入して、フォームにコピペしてから消す
カタカナ語は紙版記者ハンで確認
・よく参照するページは付箋や見出しシールですぐに開けるように

繰り返しになりますが、ここに仮定したのはあくまで私が受験したときの仕様なので、
本番では試験問題に書かれている仕様をしっかり確認してください。

受験される方のご健闘をお祈りしております!

ちなみに他会社主催の文字起こし試験もある

テープ起こし技能検定

合同会社アビリティ主催です。今年の3月に上級コースに合格しました。

受験料は4,860円(税込)。好きな日時に自宅で受けられます。指定した試験日の朝にメールで問題が配布され、その日の23:59までに提出すればよく、時間的には余裕があります。
pdfで8ページぐらいの公式テキストがあり、500円(税込)で販売されています。知識問題と実技問題があるのは文字起こし技能テストと同じですが、知識問題はランダムに質問が表示されるアンケートサイトを利用して作られているためか、私の時は同じ問題が2回でたりして、ある意味びっくりしました。
実技問題は60分の音声とのことですが、私の時は20分前後が3本でした。

合格点が80点らしいのですが、実際何点だったのかは通知されませんでした。1週間後にレターパックで合格証書が送られてきました。

仕事のあっせんはなし。全体的にさっくりしていてお手軽な印象です。でもクラウドソーシングサイトに登録したばかりの時には実績が少ないため、「テープ起こし技能検定上級コース合格者です」とプロフィールに書けることで、多少は仕事の実力への信頼が得られて、受注につながったような気がしています。

「テープ起こし」検定試験

公式サイトはこちらです。が、受験したことがないので詳細がわかりません。
受験料が6,480円(税込)、落ちてももう一回無料で受けられるらしいです。
が、どのぐらいの合格率なのか……とりあえず今回の文字起こし技能テストでいいかなという気がしているのですが。いつか受験することがあったら、また受験体験記を書こうと思います。

おわり。

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★文字起こし技能テストの結果(初回受験で945点、スペシャリスト認定)が届いた時の記事はこちら
★文字起こし技能テストに役立つ記者ハンドブック表記クイズはこちら
★文字起こし会社のトライアル受験体験談はこちら
★ランサーズで文字起こしの仕事を得るコツはこちら
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